ビットコインのはなし

投資的視点からビットコインを中心に仮想通貨全般に対して技術的な背景を絡めて分かりやすく解説します

ハードウェアウォレットはどれを選べば良いのか?

インチェック社のNEM流出事件により仮想通貨へのセキュリティリスクへの関心が高まっていますが、自分の資産を自分で守ることができるハードウェアウォレットを検討されている方も多いと思います。

複数の会社から提供されているハードウェアウォレットについて、比較検討しました。

 

ハードウェアウォレットとは?

専用の端末を購入し、端末に仮想通貨の秘密鍵を保存したウォレットになります。

インチェック社のNEM流出事件など、仮想通貨への不正アクセスのニュースが絶えませんが、ハードウェアウォレットを持つことで資産である仮想通貨を自ら守ることができます。

bitcoin-story.hatenablog.com

Amazonで買えるハードウェアウォレット

手軽に購入できるAmazonで販売されている主要なハードウェアウォレットは、下記4社のものになります。

  • Ledger(レジャー)
  • TREZOR(トレザー)
  • KeepKey(キープキー)
  • Digital BitBox(デジタルビットボックス)

Googleトレンドで人気を確認するとLedger(レジャー)

Googleトレンド日本限定

Googleトレンド全世界

Googleトレンドの結果に限定すると世界も日本もLedger(レジャー)が圧倒的な人気(検索数が多い)になったいます。

それぞれの特徴を整理します。

Ledger(レジャー)

Ledger(レジャー)は、フランスに本社を置くLedger(レジャー)社が提供するハードウェアウォレットで、Ledger(レジャー)社は公式サイトで下記のように紹介されています。

2014年に設立されたLedgerは、暗号化通信およびブロックチェーンアプリケーションのセキュリティおよびインフラストラクチャソリューションのリーダーです。パリ、ビアゾン、サンフランシスコに本社を置くLedgerには、すでに165カ国で販売されているLedgerハードウェア財布を含む、個人や企業の暗号化資産を保護するためのさまざまな製品とサービスを開発する80名の専門家チームがいます。

最大の特徴は、日本の正規代理店で日本語でのサポートが受けられることにあります。

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TREZOR(トレザー)

TREZOR(トレザー)は、チェコ共和国に本社を置くSatoshiLabs s.r.o.社のハードウェアウォレットで、日本の正規代理店は仮想通貨交換所Zaif(ザイフ)を運営するテックビューロ社になります。

corp.zaif.jp

Zaif(ザイフ)サイト内には日本語マニュアルのページがあり、英語が苦手な人でも設定が可能です。

仮想通貨交換所を運営しているZaif(ザイフ)が正規代理店ということで安心感があります。

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Digital BitBox(デジタルビットボックス)

Digital BitBox(デジタルビットボックス)は、スイスに本社を置くShift Devices社のハードウェアウォレットで、日本では、輸入品取扱いベンチャー合同会社リベルタジャパンが独占販売権を取得しています。

prtimes.jp

この記事を書いている直前(2018年2月5日)に販売を開始している新しいハードウェアウォレットで、最大の特徴は一万円を切る(8,980円)安さになります。

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KeepKey(キープキー)

KeepKey(キープキー)は、アメリカに本社を置くKEY HODLERS社のハードウェアウォレットです。

日本の代理店がKEY HODLERS社のサイトに5社掲載されているのですが、リンクが2社あり、あまり日本に力が入っていない印象を受けます。

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ハードウェアウォレットはどれを選べば良いのか?

人気と実績、日本語でのサポートが受けられるということを考えると現時点では、Ledger(レジャー)一択だと思います。

価格的には、Digital BitBox(デジタルビットボックス)が最安値で、販売開始間もないということでこれからの普及に期待したいところですが、資産を預けるものなので様子見が賢明だと思います。

 

結論としては、Ledger(レジャー)推しです。

http://amzn.to/2Fp0Z9M

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