ビットコインのはなし

投資的視点からビットコインを中心に仮想通貨全般に対して技術的な背景を絡めて分かりやすく解説します

コインチェック大丈夫?金融庁の仮想通貨交換業者一覧に名前がない

コインチェック テレビCM 出川哲朗さん「兄さん知らないんだ」篇

インチェック テレビCM 出川哲朗さん「兄さん知らないんだ」篇

金融庁に届け出のないコインチェクは信頼できるのか?

ビットコイン取引高No.1、アプリ利用者数No.1をうたい、タレントの出川哲朗を起用したTV CMをバンバン打っているコインチェックですが、金融庁が公表している2017年12月26日現在の「仮想通貨交換業者登録一覧」に社名がありません。

金融庁公式サイト「仮想通貨交換業者登録一覧」(2017年12月26日現在) http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

 過去には「マウントゴックス」という取引所が破綻して75万ビットコインのほか、購入用の預かり金も最大28億円程度が全てパーになったと言う事件もあり、取引所の信頼は非常に重要です。

1,000人の日本人が被害にあったと言われており、この記憶がビットコインならびに仮想通貨は危険なものという認知を作り出してしまいました。

マウントゴックス破綻 ビットコイン114億円消失  :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXNASGC2802C_Y4A220C1MM8000/

銀行が破綻した場合は、「預金保護制度」により1金融機関1預金者あたりの元本1,000万円までと、その利息等が保護され、証券会社が破綻した場合は、日本投資者保護基金」が原則として1,000万円まで補償する仕組みになっています。

仮想通貨交換所は、補償制度はなく、例えばチェックコインが破綻した場合、購入したビットコインや預けている現金はパーになります。

このような背景の中で金融庁に仮想通貨交換所の登録をしていないチェックコインは本当に大丈夫でしょうか?

インチェックは仮想通貨交換業者へ登録申請中

2017年9月13日に関東財務局長に提出、受理されており、2017年12月1日の時点で仮想通貨交換業者への登録へ向け「審査中」の段階です。

仮想通貨交換業者への登録状況のご報告 | コインチェック株式会社 http://corporate.coincheck.com/2017/12/01/25.html

申請より2ヶ月以内に関しては、通常通りサービスを提供することが可能という、「仮想通貨交換業者に関する内閣府令」第36条の記載がありますので、サービス提供に問題がないと書かれていますが、2017年9月13日から2ヶ月ということであれば、2017年11月12日ということになりますが、解釈が違うんでしょうか?

上述のようにコインチェックから公式アナウンスもでていますし、TV CMを打つ際に各局が審査をおこなっているはずなので大丈夫だと思いますが、少し不安ですよね。

私はすでにコインチェックへの登録を終えていますが、公式アナウンスを早く出してもらい安心して取引ができるよう取り組んで欲しいですね。

coincheck(コインチェック)公式サイト

インチェックは行政処分による業務停止命令のあるということなので、騒動の見通しが付くまでは使えませんので、他の仮想通貨交換業者を使うことになりますね。
今回の教訓を活かし資産の分散も視野に入れることを考えると現時点ではZaif(ザイフ)とbitFlyerビットフライヤー)が有力な選択肢になりそうです。
Zaif(ザイフ)公式サイト
bitFlyer(ビットフライヤー)公式サイト

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